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不動産の売却方法は2種類ある!?
買い取りはどんな場合に選ぶべき?

2019/08/20

不動産を売却する際には、買い取りと仲介のいずれかの方法を選ぶことが必要です。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、売却の目的などに合わせた方法を選択しましょう。買い取りのメリットやデメリット、さらに買い取りを選ぶのが有利になるケースなどについて紹介します。

買い取りと仲介はどこが違う?

買い取りと仲介では様々な点が異なります。まずは買い取りでは不動産会社が直接の買い手となることに対して、仲介では不動産会社以外の第三者が買い手となるという違いがあります。買い取りでは売り手と不動産会社の間で売買取引が行われますが、仲介では不動産会社に探してもらった買い手との間で売買取引が行われるのです。不動産会社に対して仲介手数料を支払うことになります。

取引に関する詳細については、売買に必要な期間が異なります。買い取りの場合には価格の交渉が成立すればすぐに売却が可能になりますが、一方の仲介の場合には売却には数週間から数ヶ月程度の期間を要することになるのです。また売却価格にも違いがあり、不動産業者はその後建物の修繕や土地の造成等を行い、一般に転売することを前提に買い取りを行うため、売却価格はそういった費用を控除されて価格が決まります。一方の仲介では売り手と買い手の直接交渉で売却価格が決まるため、市場の需給バランスに沿った価格で売却されることが多いようです。
但し、物件の状況や規模によっては仲介では売りにくい場合などがありますので個々に判断する必要があります。

買い取りを選ぶメリットとデメリットは?

買い取りのメリットとしては、即時の売却が可能であることがあげられます。買い取りの場合には買い手を探すための販売活動が不要になるため、その分だけ売却に必要な期間を短縮することができるのです。不動産会社に仲介手数料を支払う必要がないことや、売却した資金を次の住居探しや引っ越しや納税などの費用に充てられること、購入希望者による内覧が不要になることもメリットだといえるでしょう。宅建業者である不動産業者が買い手となる場合には、売り主の瑕疵(かし)担保責任や設備修復責任は免責されるため、売却後のリスクが軽減できるというメリットもあります。

一方デメリットして、仲介と比較すると売却価格が低くなりやすいことがあげられます。仲介の場合には売却価格を基準として仲介手数料が支払われるため、不動産業者はできるだけ早く取引を成立させようと努力することが多くなりますが、長期化する場合もあります。

買い取りを選んだほうが良いのはどんなケース?

買い取りを選んだほうが良いケースとしては、まずはできるだけ早く家を売りたい場合があげられます。転勤などで急に引っ越しが決まった場合には買い取りを選ぶことでその後のスケジュールが立てやすくなりますし、何らかの事情ですぐにお金が必要な場合にも買い取りを選ぶのが有利になります。仲介で売り出してみたけれど買い手が見つからない場合や、できるだけ面倒な手間をかけたくない場合、不動産を売却することを周囲の人たちに知られたくない場合などにも、買い取りの方法がおすすめです。買い手を探すための広告活動を省略できるため、プライバシーに配慮しながら物件をスピーディーに売却することができます。

資金計画が苦しい場合や手持ちの資金が限られる場合にも、買い取りを選ぶのが有利になります。仲介手数料を支払う必要がなくなりますし、建物の解体費用などを考慮した価額での売却が可能になるため、現金による支出を抑えることができるのです。 築年数が古い物件を売りたい場合などにも、買い取りによる方法を検討してみてください。仲介では現時点での物件の価値に基づいて売却価額を決定することが一般的なのですが、買い取りでは不動産業者は物件の将来価値に基づいて売却価額を検討することが多いため、リフォームや建て替えで将来価値の向上が見込める物件の場合には買い取りによる方法が有利になるのです。

手続きが楽ですぐに売れやすいのは買い取り!

仲介による不動産の売却には時間がかかることが多く、さらに内覧の準備や各種の手続きなどが必要になります。面倒な手間をかけることなく仲介手数料なしで短期間で物件を売却したい人には、買い取りによる方法がおすすめだといえるでしょう。